クローン病の検査・治療

クローン病の検査

クローン病の検査

クローン病は、問診に加え、血液検査や大腸内視鏡検査、CTやMRIといった検査で診断を確定していきます。
内視鏡検査が苦手な方にはCT検査やMRI検査を先に行って、本当に大腸カメラが必要かどうかの判断を行うなど、臨機応変に対応してまいります。
発症した後は、治療の効果を確認するために、定期的な内視鏡検査を受けるようにしましょう。

血液検査

血液検査は体内の炎症の度合いを調べることを目的とした検査です。
CRP、白血球数、血小板数、血沈などの数値が基準範囲の値を超えている場合は、体のどこかに炎症が生じている可能性が高いと考えられます。

CT検査

潰瘍性大腸炎同様に、三次元情報として体内を検査するためにCTを用いることがあります。
体への負担も少ない検査方法なので、お子さんやご年配の方も安心して検査を受けていただけます。

内視鏡検査

小さなカメラを介して消化管の内側の様子を実際に観察し、炎症の有無や状態を確認していきます。
クローン病をはじめとするIBDの診断には、内視鏡検査は不可欠なものです。

クローン病の治療

クローン病は、根治に至る治療法がある病気ではありません。
そのため、寛解期の状態を長く保ち、日常生活を問題なく送れるように安定させることが治療の第一歩となります。
投薬治療の他に脂質を抑えた食事療法も取り入れながら、患者さんの病状に合わせた治療を続けていくことが重要です。

食事療法から投薬治療へ

従来、クローン病の治療は食事療法が中心でした。
しかしながら、2002年に抗TNFα抗体製剤(インフリキシマブ)というお薬が使用できるようになり、患者さんは食事制限をある程度緩和しながら日常生活を送れるようになりました。
現在も、インフリキシマブに続くお薬が開発されており、今後も新しい薬剤が使用できるようになるでしょう。

このように、治療の選択肢が増えたことでクローン病はある程度コントロールが可能な病気と言われるようになりました。
それでも栄養療法は必要になりますので、エレンタールなどの成分栄養剤を用いて頂くことがあります。

オンライン診療「クリニクス」
オフィシャルサイトはこちら page top
0926810553 WEB予約 オンライン診療 オフィシャルサイト