潰瘍性大腸炎に関する
よくあるご質問
潰瘍性大腸炎はどんな症状が出るのですか?
潰瘍性大腸炎は、腹痛や下痢、血便を繰り返すことが特徴です。
排便回数の増加、血便や粘液と血液が混ざっている粘液血便など、便に変化が現れやすく、そういった異変をきっかけに受診される方は多いです。
進行すると体重減少や発熱、貧血、体のだるさ(倦怠感)などが現れます。
潰瘍性大腸炎はいつ発症しますか?
若い世代から高齢者まで発症する可能性はありますが、発症年齢のピークは、20代から30代ごろと言われています。
しかし最近では、40代以降で発症するケースや高齢発症も増えてきているため、体調に違和感があったら受診いただくことが重要です。
潰瘍性大腸炎で食べてはいけないものはありますか?
寛解期であれば厳しい食事制限はありませんが、強い炎症が見られる時期は、消化の悪いものや香辛料など刺激の強いもの、脂肪分の多いものなど、腸に負担をかけてしまうものは控えていただきたいと思います。
症状がある時期は、飲酒も控えるようにしましょう。
潰瘍性大腸炎はスポーツをしてもいいですか?
炎症のある時期は、激しいスポーツを行うことはおすすめできません。
寛解期であれば、特に運動の制限はありませんので無理のない範囲で行いましょう。
潰瘍性大腸炎の「寛解期」とは何ですか?
潰瘍性大腸炎は、症状が顕著に見られる「活動期」と症状が治っている「寛解期」を繰り返すという特徴があります。
潰瘍性大腸炎は根治が難しい病気のため、治療は寛解期を長期的に維持することを目指して行っていきます。
潰瘍性大腸炎でも仕事や通学はできますか?
定期的な通院治療や体調に対する配慮が必要なシーンはありますが、多くの場合、お仕事や通学は可能です。
ただし、再熱期には体調不良や体力低下などストレスを感じることも多いため、症状に合わせて休息を取れる環境に身を置くことも大切です。